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7日のプロ野球は、5試合で合計17本塁打が飛び交うなど、打ち合いとなる試合が目立った。
阪神のゴールデンルーキー・佐藤輝明は、新人選手としては最速の33試合目で10号本塁打を記録。パ・リーグでは開幕から存在感を放つオリックス・杉本裕太郎が、自身初の2打席連続本塁打。ここまで打率も.340と、吉田正尚に負けず劣らずの活躍を続けている。
8日は10球団5試合が行われる。ここでは打者vs投手の対戦データから読み取った「打のキーマン」をピックアップする。
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■5月は打率.385と好スタート、九里とも好相性
中日・ビシエド vs 広島・九里亜蓮
5日のDeNA戦では無安打に終わったが、5月の月間打率は.385と良いスタートを切っている。2018年~21年にかけて、広島・九里亜蓮に対して打率.320を記録。今季は右投手に対して打率.315を残している点も見逃せない。
年 | 率 | 打 | 安 | 本 | 四 | 振 |
---|---|---|---|---|---|---|
21年 | .333 | 3 | 1 | 0 | 0 | 1 |
20年 | .111 | 9 | 1 | 0 | 4 | 2 |
19年 | .500 | 4 | 2 | 0 | 1 | 1 |
18年 | .444 | 9 | 4 | 0 | 0 | 0 |
■通算12打数7安打、昨季は5割超え
ソフトバンク・栗原陵矢 vs 西武・松本航
打率ランキングで5位につけるなど、シュアな打撃で4月末からは4番打者に定着している。昨季は西武・松本航から11打数6安打、1本塁打と安打を量産。今季は初顔合わせとなるが、固め打ちの予感も。
年 | 率 | 打 | 安 | 本 | 四 | 振 |
---|---|---|---|---|---|---|
21年 | 未対戦 | ー | ー | ー | ー | ー |
20年 | .545 | 11 | 6 | 1 | 1 | 1 |
19年 | 1.000 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 |
18年 | 未対戦 | ー | ー | ー | ー | ー |
■4月の対戦では3ラン、得意のホームで復調なるか
ロッテ・マーティン vs オリックス・田嶋大樹
5月に入ってから打率.154、3試合で11三振と粗さが目立っているが、オリックス・田嶋大樹からは4月6日の対戦で3ランを放っている。打率.302、6本塁打と相性の良いホームでの試合ということもあり、復調の兆しを掴めるか。
年 | 率 | 打 | 安 | 本 | 四 | 振 |
---|---|---|---|---|---|---|
21年 | .333 | 3 | 1 | 1 | 0 | 2 |
20年 | .000 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 |
19年 | .333 | 3 | 1 | 1 | 0 | 1 |
18年 | 未対戦 | ー | ー | ー | ー | ー |
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データ提供・共同通信デジタル文・SPREAD編集部