【MLB】前田健太、“ぶっつけ本番”で3発被弾 持ち味の制球力が影を潜め自己ワースト7失点 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】前田健太、“ぶっつけ本番”で3発被弾 持ち味の制球力が影を潜め自己ワースト7失点

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【MLB】前田健太、“ぶっつけ本番”で3発被弾 持ち味の制球力が影を潜め自己ワースト7失点
  • 【MLB】前田健太、“ぶっつけ本番”で3発被弾 持ち味の制球力が影を潜め自己ワースト7失点

ミネソタ・ツインズ前田健太投手が21日(日本時間22日)、敵地でのオークランド・アスレチックス戦に先発。3回を投げて3本塁打を含む8安打を許して自己ワーストタイの7失点で降板した。防御率も3.07から6.11に悪化した。チームは5回に同点に追いつき、前田の黒星は消えたが、延長10回逆転サヨナラ負け(12-13)を喫し、4連敗となった。


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■死球や暴投も絡んで大量失点


初回をわずか7球で三者凡退に退け、絶好のスタートを切った前田。しかし、2回に早くもつまずく。先頭の4番・オルソンに右越え本塁打を許すと、死球や暴投に3安打が絡んで3点を失った。前田は続く3回も立ち直る気配はなく、オルソンに2打席連続アーチとなる2ランを浴びると、ブラウンにも2ランを喫してこの回4失点。良いところなく、3回51球7失点で降板した。


1試合3本塁打を浴びたのは、ドジャース時代の19年3月30日・ダイヤモンドバックス戦以来で、7失点も17年8月31日・ダイヤモンドバックス戦以来となる自己ワーストだった。前田は試合後、「試合の流れを作ることができなった。それが出来れば勝てた」と語ったが、この日は結局、乱打戦で延長までもつれ込んだため、確かに本人が振り返ったように、もう少し踏ん張ることができていれば、チームが勝利を手にしていた可能性は高い。


ドジャースからツインズに移籍してきた昨季以降、前田は先発した計14試合をすべて3失点以下に抑えてきた。その安定感がウリだったが、今季は不安定な投球が続いている。持ち味の制球力が影を潜めており、特に変化球の精度に欠ける。この日もコントロールミスを痛打された。打者が低めの変化球に手を出さず、やすやすと見極めているケースも散見され、研究されている可能性も否定できない。


しかし、何より気になるのは、暴投やエラーなど、およそ前田らしくないプレーが目立っていることだ。SNS上では「何かおかしい」「どこかケガでもしているのでは?」といった心配の声も上がるほどだ。


■先発を伝えられたのは2日前


ツインズは現在、新型コロナの感染で混乱しており、14日(同15日)のレッドソックス戦から陽性判定を受けた5人が負傷者リストに入り、17~18日の3試合が延期された。


そして、陰性判定を受けた前田が、この日の登板を伝えられたのが2日前だったという。日頃から自身のルーティンを大事にする前田にとって、調整もままならない“ぶっつけ本番”で臨んだアスレチックス戦は想定以上にアジャストするのが難しかったのかもしれない。


次回登板では、マエケンらしさを取り戻し、ファンの心配を払拭する投球を見せてもらいたい。


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文・SPREAD編集部

《SPREAD》
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