テニスの全豪オープンは20日、女子シングルス決勝がロッド・レーバー・アリーナで行われ、世界ランキング3位で第3シードの大坂なおみ(日本)は、同24位・第22シードのジェニファー・ブレイディ(米国)と対戦。6-4、6-3でストレート勝ちを収め、2年ぶり2度目の全豪オープン優勝を果たした。四大大会での優勝は通算4度目。
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大坂とブレイディはこれまでに3度対戦し、大坂が2勝1敗と勝ち越し。大坂が優勝した2020年の全米オープンでは、準決勝で7-6、3-6、6-3の熱戦を繰り広げていたが、今大会での好調な戦いぶりをうけ、大坂優勢の声がささやかれていた。
大坂は第1セット・第4ゲームをブレイディのダブルフォルトでブレークに成功。直後の第5セットではブレークバックを許すも、第10ゲームで再びブレークに成功し、このセットを先取した。
これで勢いにのった大坂は、第2セットも4ゲームを立て続けに連取。第5ゲームではブレークを喫したが、6-3で勝利。初のグランドスラム制覇を狙ったブレイディを、最速197キロのサーブと安定した試合運びで寄せ付けず、全豪女王の座に返り咲いた。
文・SPREAD編集部