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米プロアメリカンフットボール(NFL)は24日(日本時間25日)、カンファレンス決勝が2試合行われ、NFCからはタンパベイ・バッカニアーズ、AFCからはカンザスシティ・チーフスがそれぞれスーパーボウル進出を決めた。
2月7日(同2月8日)に予定されているスーパーボウルはバッカニアーズの本拠地である、レイモンド・ジェームス・スタジアム(フロリダ州・タンパ)での開催となるが、開催地をホームとするチームがスーパーボウルへ出場するのは史上初の出来事となった。
■ブレイディ「今日はチーム全体の力が実を結んだ」
NFCカンファレンス決勝では、43歳の大ベテランQB、トム・ブレイディ率いるバッカニアーズがグリーンベイ・パッカーズを31−26で撃破。ブレイディは3TDパスを決めるなど持ち前の大舞台での勝負強さを発揮し、史上最多となる自身10回目のスーパーボウル出場を決めた。
今季、デビュー以来20年プレーしてきたニューイングランド・ペイトリオッツから移籍し、バッカニアーズを牽引したブレイディは試合後のインタビューで「チームとして、ここまで長い道のりだった。今日はチーム全体の力が実を結んだ」と語りチームメイトと喜びを分かち合った。
■連覇見据えるマホームズ「これで終わりじゃない」
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チーフスのパトリック・マホームズ (C)Getty Images
一方、AFCカンファレンス決勝でバッファロー・ビルズと対戦したチーフスは、38−24で勝利し2季連続のスーパーボウル進出を決めた。第1Qからリードを許したが、その後は3連続のTDなどで逆転し試合を有利に進めた。
QBパドリック・マホームズは、前週の準決勝で脳震盪のアクシデントに見舞われ出場が不安視されていたが、無事に先発。29回のパス成功で325ヤードを稼ぐ万全のパフォーマンスでファンを安心させた。
試合後の記者会見に出席したマホームズは「これで終わりじゃない。シーズン当初から、スーパーボウル出場についてではなく、連覇についてこそが(チーム内での)話題だった」とし、連覇への強い決意を口にしている。
文・SPREAD編集部