「オールMLBチーム」が9日(日本時間10日)に発表され、「ファーストチーム」の先発投手部門に、カブスのダルビッシュ有投手が選出された。
今季の成績が改めて高く評価された結果だが、一方で現地メディアからは、そんなダルビッシュのトレードを予想する声も出てきている。
■錚々たる先発投手陣に名を連ねたダルビッシュ
昨季からスタートした「オールMLBチーム」は、リーグの垣根を超えたベストナインを、「ファーストチーム」と「セカンドチーム」として選出するものとなっている。
ファーストチームの先発投手として選出されたダルビッシュは、今季リーグ最多の8勝をマーク。防御率も2.01という好成績で、サイ・ヤング賞投票では、トレバー・バウアー(レッズからFA)に次いで2位の得票数を集めた。
Thank you
https://t.co/QThcU9XWYA
— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) December 10, 2020
「ファーストチーム」の先発投手はその他に、バウアー、シェーン・ビーバー(インディアンス)、ジェイコブ・デグロム(メッツ)、マックス・フリード(ブレーブス)という錚々たるメンバーとなっている。
■チーム事情でトレードの可能性も…争奪戦は必至
今季のダルビッシュの安定感が高く評価されたかたちとなっているが、一方で現地メディア「CBS Sports」は、今オフにダルビッシュがトレードされる可能性について指摘している。
「今オフにトレードの可能性がある7人の先発投手」と題した記事では、ダルビッシュと同僚であるカイル・ヘンドリックスについて言及。決してカブスが両者の成績に満足していないという訳ではなく、フロントオフィスの再編や来季オフに向けての体制づくりの一環として、高額年俸のダルビッシュとヘンドリックスの放出も選択肢の一つだとしている。
仮にカブスがダルビッシュのトレードに動き出した場合、争奪戦となるのは必至だろう。名実ともにMLBを代表する先発投手としての地位を確立したダルビッシュは、オフシーズンも注目の的となっている。
文・SPREAD編集部