男子フィギュアスケートのネイサン・チェン選手は、世界選手権2連覇やグランプリファイナル3連覇など輝かしい実績を持つ。
チェン選手を指導するラファエル・アルトゥニアンコーチは、ロシアメディアのインタビューで「彼がエリートスケーターになるための手助けをしていきたい」と話した。
アルトゥニアンコーチはチェン選手と話した際、正直に「まだ君のスケートには好きになれない部分がある」と告げた。それに対してチェン選手は「僕もだよ」と答えたという。
「多くの細部はまだ、あらゆる面で改善や発展させていくことができる」とアルトゥニアンコーチは付け加え、チェン選手の伸びしろに期待した。
新型コロナの影響で現在は公園やビーチでトレーニング
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(c)Getty Images
新型コロナウイルスの影響でスケートリンクを使えない状況が続いている。スケート選手にとっては間違いなく難しい時期だが、チェン選手とアルトゥニアンコーチは今後も上達のため可能な努力を続けていく。
「ダンスクールに行って新しいプログラムを試し、新しいエレメントを考え、トータルスコアを上げていきたい」
屋外で他人と接近しすぎないトレーニングは、運動不足解消のため禁止されていない。チェン選手も現在は公園やビーチをトレーニングに使っている。
「私たちは1日に2種類の運動をする」とアルトゥニアンコーチ。
「朝はストレッチ、その後にフィジカルとストレングス、特別なトレーニングです。ネイサンがジャンプしているのを離れた場所から見て、調整しています」
相変わらず難しい状況は続くが、それでもソーシャル・ディスタンスに気をつけながら、チェン選手とアルトゥニアンコーチは来シーズンに備えている。
参考:https://www.olympicchannel.com/en/stories/news/detail/rafael-arutunian-nathan-chen-elite-skater/