4月2日、日本ラグビーフットボール協会は5月23日と30日に予定していた「第57回日本ラグビーフットボール選手権大会」の中止を決定した。
協会は中止理由について「新型コロナウイルスによる影響が拡大しており、大会を安全に開催する担保ができないこと、大会に臨む十分な準備ができないことを考慮し、開催の中止を決定いたしました」と説明している。
日本代表選手も日本選手権の中止にコメント
昨年のラグビーワールドカップで日本代表が史上初のベスト8入りを果たし、その熱気も覚めやらぬまま開幕したジャパンラグビートップリーグ。その熱狂に水を差したのは新型コロナウイルスだった。
すでに中止を決めていたトップリーグに続き、リーグ戦の上位チームが日本一の座を懸けて争う日本選手権も中止。日本選手権の中止は史上初の出来事だ。
日本選手権の中止に選手たちもSNSでコメントを寄せている。
パナソニック ワイルドナイツの稲垣啓太選手は「ラグビー日本選手権の中止も決定し、今シーズンを終える事となりました」と今シーズンの全日程が終了したことをファンに報告。
「またラグビーが皆さんの前で出来る日が来る事を祈ります。皆で出来る事を続け、コロナに打ち勝とうぜ」
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神戸製鋼コベルコスティーラーズの山中亮平選手は「今シーズンで引退する選手もいる中ですごく残念です」と投稿。
「一人一人がこの事態に向き合って行動しましょう。またグラウンドでお会いするのを楽しみにしています!たくさんの応援ありがとうございました!」
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キヤノンイーグルスの田村優選手は「またグラウンドで笑顔で会える日を楽しみにしています」と綴る。
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今シーズン限りでサントリーサンゴリアスを退団し、フランスのクレルモンに移籍することが決まっている松島幸太朗選手は、不本意な形でのシーズン終了に「ある程度前からトップリーグ、日本選手権が中止になるのは覚悟はしていましたが、今日それが現実となってしまいました」とコメント。
「1人ではこの大変な状況変えられませんが、みんなの一人一人の行動が未来を変えます。今日も感染者が増えています、外出は必要最低限にしていきましょう!#StayHome」
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