タンパベイ・レイズの筒香嘉智選手が実戦デビューを飾った。ニューヨーク・ヤンキースとのオープン戦に5番・左翼手で出場した筒香選手は、第1打席でヒットを放ち1打数1安打1四球で初試合を終えている。
筒香選手に初打席が回ってきたのは2回無死一塁の場面。カウント2-1から叩いた打球がワンバウンドして投手を襲う。グラブを弾いた打球はジャンプする二塁手の頭上も飛び越えてセンター前に抜けていった。
4回の第2打席ではフルカウントからボールを見極め四球。日本時代に高い出塁率を残した選球眼もアピールし、この日は代走を送られ交代した。
デビュー戦で初安打をマークした筒香選手だが、四球をもぎ取った第2打席を高く自己評価した。カウント2-2から変化球、速球をファウルにして粘り、8球目を見送った。
「日本とアメリカではストライクゾーンが違いますし、ボールの速さも違います。初めての試合なので自分の目で見ておきたかったです」
ケビン・キアマイアーからは外野守備も評価される
左翼の守備についた筒香選手は、中堅手のケビン・キアマイアー選手とコンビを組んだ。ゴールドグラブ3度受賞の名手の隣でプレーすることに「外野でいろいろ助けてもらったので、彼と一緒にプレーできて嬉しい」と筒香選手も頼もしさを感じている。
一方のキアマイアー選手から見て筒香選手の守備はどうだったのか。
「彼についてはバッティングのことばかり聞いてたけど、外野でも快適そうにプレーしてたよ。守備でも観客を驚かせることができるんじゃないかな」

ケビン・キアマイヤー選手 (c)Getty Images
早くもチームに溶け込む
ヤンキース戦後に筒香選手はインスタグラムを更新。ロッカールームに吊るされた背番号25のユニフォームに「今日は、オープン戦の初戦でした! まだ始まったばかりなので、じっくりいきます」とメッセージを添えた。
すでにチームメイトとも打ち解けているようで、4枚目の写真ではチームメイトのウィリー・アダメス選手に教えてもらった理髪店で散髪してきた様子も載せている。