J1リーグ第1節の湘南ベルマーレ対浦和レッズ戦が2月21日に行われた。湘南がホームに浦和を迎えた一戦は、後半40分に関根貴大選手のゴールで勝ち越した浦和が3-2で勝利している。
開始早々に試合を動かしたのは湘南の石原直樹選手。左サイドからのクロスに頭で合わせゴールネットを揺らした。ベガルタ仙台から昨年12月に湘南へ移籍。12年ぶりに古巣復帰を果たしたベテランが開幕戦勝利を手繰り寄せる。
だが浦和もベテランの力で追いつく。前半39分に興梠慎三選手が同点ゴール。さらに新加入のレオナルド選手が前半終了間際に決め、逆転して前半を終えた。
一昨年にJ3で、昨年はJ2で得点王に輝いたレオナルド選手は、異なるカテゴリでの3年連続得点王という偉業へ好発進。
ホーム開幕戦で勝ち点が欲しい湘南は後半20分、相手DFと競り合いながら山田直輝選手が頭で決め、試合を振り出しに戻した。さらに湘南は後半28分にPKを獲得。勝ち越しの絶好機だったが、タリク選手のキックは大きく枠を外れる。
同点のままで迎えた後半40分。浦和はドリブルでエリア内に持ち込んだ関根選手がボールをコントロール。シュートコースが開いたのを見逃さず蹴り込んだ。
新スタイルで挑む浦和 関根貴大は今後の改善にも前向き
開幕戦で値千金の決勝ゴールを決めた関根選手は試合後、冷静にその瞬間を振り返った。
「VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が導入されてから、相手も飛び込んでこられないと思ったので、冷静にゴール前まで仕掛けて決められたので良かったです」
浦和は昨季までの3バックから4バックにシステムを変更。前線も2トップにして新たなスタイルを模索している。関根選手は今後さらにチームとして良くなっていきたいとコメントした。
「内容は良くなかったと思いますし、修正する点はたくさんあると思うので1年を通していいサッカーができるように練習からやっていけたらいいかなと思います」