ノバク・ジョコビッチ選手が全豪オープンテニス男子シングルスで優勝した。大会8度目の優勝は自身の記録を塗り替える最多記録。
ジョコビッチ選手は2月2日、ドミニク・ティエム選手との男子シングルス決勝に臨み6-4、4-6、2-6、6-3、6-4で勝利。第2、第3セットを奪われ敗退の瀬戸際まで追い詰められながらも驚異的な粘り強さで逆転した。
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急な体調不良も乗り越え全豪8度目の優勝
1回戦から準決勝までの6試合、ジョコビッチ選手が失ったセットは1。大会2連覇に向け体力を温存して決勝の舞台に上がったはずだった。しかし、この日のジョコビッチ選手は試合中に体調の異変を感じ、メディカルタイムアウトを要求した。
「第2セットを失ったあとコート上で気分が悪くなり、エネルギーが大幅に低下した。第4セットの途中からエネルギーが戻ってきた感じで戦うことができた。第5セットは早いうちにブレークするのが非常に重要だと感じていた。精神的な優位性を取り戻すことができ、それが勝利につながった」
ジョコビッチ選手は体調管理に人一倍の気を使うことでも知られる。それでも今回の体調不良は原因が思い当たらず、驚いたと話す。
「正直なところ、いままで試合前にやって来たのと同じことをやっているため、なぜそうなったのか理解できない。ドクターには水分不足だと言われたが、試合前には異変を感じなかったので少しショックだ」
ジョコビッチ選手はティエム選手のプレーを「本当に僅かな差で違った結果になっていても不思議ではなかった」と称賛。グランドスラム初優勝を逃したティエム選手に「いつかグランドスラムを優勝するでしょう」と声をかけた。
“Probably one point and one shot separated us tonight. Could have gone a different way.”
Djokovic full of praise for Thiem after coming “back from the brink”.
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— #AusOpen (@AustralianOpen) February 2, 2020