今年の米国野球殿堂入りメンバーが現地1月21日に発表され、元ニューヨーク・ヤンキースのデレク・ジーターさんが有資格1年目で殿堂入りを果たした。
ジーターさんは全投票数397票のうち396票を獲得。得票率では99.7%。19年に史上初の満票で殿堂入りを果たした元ヤンキースのマリアノ・リベラさんに次ぐ史上2番目の得票率だった。
大舞台で放った輝き 日本人選手とも多くプレー
ジーターさんは1995年にメジャーデビュー。2014年に引退するまで長くヤンキースの正遊撃手を務め、通算3465安打を放った。大舞台での勝負強さに定評があり、ヤンキースでは5度の世界一に輝いた。
「キャリアをスタートさせたときは殿堂入りのことなど考えなかった」とジーターさん。殿堂入りできる人間は野球選手のなかでも極わずかだと喜びを噛みしめながら、「野球をプレーする人間に与えられる最高の名誉」とコメントした。
自らのキャリアについては「FA移籍の多いこの時代、1つのチームで最後までプレーするということはあまり起こらないと思う。それが嬉しかった」とヤンキース一筋にプレーできたことを誇りに感じている。
ジーターさんは日本人選手との縁も深く、ヤンキースでは松井秀喜さん、イチローさん、黒田博樹さん、田中将大投手らともプレーした。
Clutch.
Captain.
Cooperstown.The illustrious career of Derek Jeter. pic.twitter.com/HMJTCXecZH
— MLB (@MLB) January 22, 2020
元チームメイトもジーターの殿堂入りを祝福
ジーターさんの殿堂入りを元チームメイトたちも祝福する。リベラさんは「無私のリーダーシップが常にインスピレーションを与えてくれた」とインスタグラムに投稿した。
ヤンキース時代に二遊間を組んだロビンソン・カノ選手は「おめでとう兄弟。これまでで最高のもののひとつ。グラウンドの内外で全ての瞬間を楽しんだ」とSNSを更新した。