テニスの4大大会初戦『全豪オープン』が1月20日に開幕する。熱戦を翌日に控えて大会公式インスタグラムが「王者の微調整」と題し、優勝経験者たちの練習を公開した。
投稿された6枚の写真でトップを務めるのは大坂なおみ選手。昨年の女子シングルス優勝者で連覇を目指す大坂選手は、力強いフォアを打とうとしている一瞬が切り取られた。
2枚目は大きく足を開き、体勢を低くしてボールを打ち返そうとするノバク・ジョコビッチ選手。昨年は3年ぶりに全豪を制覇した。男子シングルス通算7度の優勝は単独で史上最多。
3枚目は2018年の女子シングルス王者キャロライン・ウォズニアッキ選手。昨年12月に自身のインスタグラムで「コート上に夢見ていたことは全て成し遂げた」と投稿し、今大会での引退を宣言している。
4枚目は2009年の男子シングルス優勝者ラファエル・ナダル選手。これまで全豪オープンは5度決勝に進出している。昨年は決勝でジョコビッチ選手に敗れた。
5枚目はスタン・ワウリンカ選手。全豪では2014年にナダル選手を破って優勝している。スイス出身の選手が男子シングルスを制するのは、ロジャー・フェデラー選手に次ぐ史上2人目だった。
6枚目は2008年の女子シングルスで優勝したマリア・シャラポワ選手。全試合ストレート勝ちで2年連続2度目の決勝に進出すると、その勢いのままアナ・イバノビッチ選手にもストレート勝ちして初優勝を果たした。
大坂なおみ「昨年は少し怖いもの知らずだったかもしれない」
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(c)Getty Images
前年女王として大会に臨む大坂選手は、会見に出席すると昨年と今年の自身の気持ちの変化について語った。
「昨年はまだ幼く感じていて、幼い気持ちを持ったまま試合に出場していました。私のゴールは試合に勝つことで、それを阻むことはさせなかった。いまは試合に勝つたびに感謝の気持ちを感じている。何をすればいいのか分かるようになったからね」
「もちろん全試合で勝ちたいし、その気持ちで試合に臨んでいる。そのため私はここにいるけど、昨年は少し怖いもの知らずだったかもしれない」