広島カープからポスティングシステムを利用し、メジャーリーグ移籍を目指してきた菊池涼介選手だが、12月27日にマツダスタジアムで会見を開き、来季も広島に留まると発表した。
3日にポスティングの申請手続きが完了したと発表されたあと、MLB公式サイトは「今オフのFA市場には二塁手のライバルが多い」と伝えた。そうした状況もあり「FA市場の動きが遅い」と感じた菊池選手は、「この状況が続くのであれば、快く認めてくれた球団に早く残留の意思を伝えたほうがいい」と決断した。
球団には「すごく感謝している」
菊池選手は2018年のオフに「野球をやってる以上、トップのレベルでやりたい」とメジャー挑戦を直訴した。1年後の今オフに球団は菊池選手の意思を尊重し、ポスティングを容認。3日に手続きが完了した菊池選手には30日間の交渉期間が与えられていた。
メジャー挑戦を断念した菊池選手だが、移籍実現に向け動いてくれた球団には「すごく感謝している」と話し、いつもとは違うオフを過ごすなかで「赤いユニホームでやりたい気持ちもあった」と言う。
ファンは残留に喜びも菊池の心情を慮って複雑
菊池選手の残留にファンは、夢を叶えて欲しかったという思いと、来季も菊池選手のプレーが日本で見れることを喜ぶ気持ちとで揺れている。
- これはこれで嬉しい けどメジャーに行ってプレーしてるキクさんも見たかった
- 来季はメジャー球団が獲りに行かなかったことを後悔するくらいの活躍期待してます
- 菊池選手が残留発表して嬉しいんだけど複雑でもある
- 菊地の夢が叶わなかったのは悔しいけども、正直言うとめちゃ嬉しい
- ファンとして嬉しい気持ちとお菊さんの気持ちに立った時の何とも言えない気持ちと、ちょっと複雑
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(c)Getty Images