卓球のITTFワールドツアー・グランドファイナルは12月13日に大会2日目が行われた。
女子ダブルスでは準決勝で今年の世界ジュニアチャンピオンで第1シードの長﨑美柚/木原美悠ペアが、今年の世界卓球金メダルの孫穎莎/王曼昱ペア(中国)と対戦した。長崎/木原ペアはゲームカウント0-2から3ゲーム連取。大逆転で世界女王ペアに勝利した。
笑顔がたまりません
世界女王ペアの孫穎莎/王曼昱
を下す見事な勝利でした
︎
#卓球 #中国 #鄭州 #ITTFグランドファイナル #女子ダブルス準決勝 #Wみゆう pic.twitter.com/F1pUafEm3b
— 国際卓球連盟 (@ITTFJapan) December 13, 2019
劣勢も笑顔で跳ね返して逆転勝利
第1ゲームは序盤から一方的に攻められ3-11で落としてしまう。第2ゲームでも相手の勢いを止められず5-11で後がない状況に追い込まれた。
だが、第3ゲームに入って長崎選手のフォアが決まり、序盤の連続ポイントで波に乗って一気に取り返す。第4ゲームは中国ペアにリードを許すが、タイムアウトから木原選手のバックハンドで流れを手繰り寄せ14-12で連取。
追いついて迎えた最終ゲームは互いに一歩も譲らない展開が続く。日本ペアは先にマッチポイントを握られるが跳ね返し、12-12で追いつくと木原選手のフォアが決まって逆に世界女王からマッチポイント。
この緊迫した場面でも言葉を交わし、握手した日本ペアは笑みを浮かべる。逆に中国ペアの顔が強ばった。
最後は相手の強打を木原選手がバックで打ち返して決勝進出を決めた。
World Junior Champions
Miyu Nagasaki & Miyuu Kihara FIGHT BACK from 0-2 down to DEFEAT World Champions
Sun Yingsha & Wang Manyu!!
THIS IS HUGE
#ITTFGrandFinals
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— ITTF World (@ittfworld) December 13, 2019
決勝は10月に敗れた韓国ペアとのリベンジマッチ
長崎/木原ペアは今年11月のオーストリアオープンでワールドツアー初優勝を飾ると、タイで行われた世界ジュニアでも優勝。長崎選手はシングルスでも中国選手の17連覇を阻み、初の日本人世界ジュニア女王の座に就いた。
勢いに乗る日本ペアが決勝で対戦するのは韓国のチョン・ジヒ/ヤン・ハウンのペア。両者は今年の10月にドイツオープンで対戦しており、そのときは韓国ペアがゲームカウント3-1で勝利している。
準決勝後にツイッターを更新した木原選手は、「世界チャンピオンに勝ってしまった」と驚き顔の絵文字つきで投稿。韓国ペアとの対戦に「決勝決勝 頑張るぞ リベンジリベンジ」と意気込んだ。
世界チャンピオンに勝ってしまった
決勝決勝
頑張るぞ
リベンジリベンジ決勝は明後日の19:30(日本時間の20:30)にあります!
最後まで応援してくれると嬉しいです宜しくお願いします
#グランドファイナル#Wみゆう #ミューズ #笑顔
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— KIHARA Miyuu 木原 美悠 (@kihara_miyuu) December 13, 2019