ガンバ大阪は、2019シーズンJ1リーグ戦ホームゲーム平均入場者数を更新し、Jリーグよりデジタル殊勲賞（最優秀クラブ）を受賞した。
2019シーズンJ1リーグのゲームを12月7日（土）に終了したガンバ大阪は、J1リーグ戦ホームゲーム平均入場者数が昨シーズンの23,485人から過去最多の27,708人を記録。昨年比118％となり、2019シーズンのJリーグクラブの中でも3番目の数字を達成した。
ガンバ大阪は、2016年からホームスタジアムとしてパナソニックスタジアム吹田を使用しており、新スタジアム元年は過去最高の平均入場者数25,342人と約1万人急増したが、その後、低迷傾向にあった。そのため、2018年よりマーケティングの刷新に着手し、特にデジタルマーケティングと集客イベントに注力した。
Jリーグはチケット購入やアプリのログインに、購入者のメールアドレスや住所、年齢、応援するチームなどを紐づけている「JリーグID」と呼ばれるIDを導入。ガンバ大阪では、地域のホームタウン活動にもJリーグIDを活用し、ガンバ大阪を応援するチームに選んだユーザーがリーグ最多のID登録となる17万人まで増加した。
この大量のデータの活用を進めるため、パナソニックグループの新規事業開発を進める関連部門と協働の取り組みを開始し、顧客の属性や行動を分析。多岐に渡るデータに基づいてイベント企画やデジタルコミュニケーションへの活用を進めるなどの取り組みにより、リピーターが増加し、新規観戦者を獲得した。
こういった成果が認められ、ガンバ大阪は2019年のデジタル戦略におけるJリーグの最優秀クラブとして、デジタル殊勲賞を受賞した。ガンバ大阪は今後もデジタルマーケティング活動を強化し、入場者数増加を目指す。
《美坂柚木》
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