
フィギュアスケートの女子フリーは19日(日本時間20日)、ミラノ・アイススケートアリーナで行われ、ショートプログラム(SP)2位の坂本花織が147.67点をマークし、合計224.90点で銀メダルを獲得。今季限りでの引退を表明しており、見事に有終の美を飾った。日本勢は中井亜美が銅メダル、千葉百音は惜しくも4位だった。米国のアリサ・リュウが金メダルに輝いた。
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■100%出し切れず「すごく悔しい」
坂本は冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)、続く3回転フリップを決めて、順調な滑り出し。しかし後半、3回転のフリップ―トーループの連続ジャンプが単発になるミス。
終盤の3回転ループに2つめのジャンプをつけることもできたが、リスクを考えて回避した。
それでも持ち前の華麗なスケートを披露し、観客を魅了。前回の北京五輪では銅メダルだったが、今回は銀メダルとなり有終の美を飾った。
演技終了後、フラッシュインタビューに応じた坂本。涙をぬぐいながら、「力が最後まで100%出し切れなかったのがすごく悔しいですけど、これだけ悔しい思いをしても銀メダルを取れたことは今までの頑張りが実ったのかなと思います」と振り返った。
さらに、声を絞り出し「前回は奇跡のような銅メダルでしたから、銀メダルで悔しいと思えるくらい成長したのかなと思いますし、この4年間がんばってきてよかったです」と語った。
■「団体、個人で銀以上」目標達成
今季限りでの引退を表明しているため、今回がラスト五輪。集大成となった今大会については「団体戦からすごく充実した期間を過ごせて、他の選手たちからたくさんのエネルギーをもらって本当にやりがいしかなかった五輪でした。目標にしていた団体、個人ともに銀メダル以上はなんとかギリギリできたので、そこは目標達成として自分を褒めたいなと思います」と胸を張った。
今回のフリーで坂本は、20世紀最大のシャンソン歌手と言われるフランスのエディット・ピアフの代表曲3つをアレンジして使用。その中の1つ「水に流して」は、「ノン・ジュ・ヌ・リグレット・リアン」が原題で、日本語に訳せば「いいえ、私は何ひとつ後悔していない」となる。
現役を引退する坂本。後悔のない競技人生と言えそうだ。
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