2019年のJリーグ全日程が終了した。大型補強で注目されたヴィッセル神戸は8位で全日程を終えている。
12月10日に同クラブの酒井高徳選手がインスタグラムを更新。リーグ戦を振り返るとともに、今季限りでの引退を表明したダビド・ビジャ選手への想いを綴った。
終盤の逆襲こそヴィッセルのポテンシャル
ドイツ2部のハンブルガーSVでプレーしていた酒井選手が退団したのは今夏。欧州のシーズンが終了した8月に2011年来8年ぶりのJリーグ復帰が発表された。
リーグ戦序盤の大型連敗があった神戸は、酒井選手が加入した時点では15位に低迷していた。そこから順位を上げて終盤は降格争いに巻き込まれることなく終えられた。
途中加入の酒井選手は「サポーターの皆さん、他の選手達は1年間お疲れ様でした!」と開幕から戦ってきたファン、チームメイトをねぎらう。そして、勝利を積み重ねた終盤こそチームが持つポテンシャルと自信を見せた。
「結果は8位フィニッシュ、自分が来た時は15位でここまで上がれる実力とポテンシャルを忘れてはいけない。でもそれはこの4カ月間の全員の努力と意志と自覚を高く保ってこそ!逆に苦しかった時期にいた事も自分達次第でいつでも落ちれると言うことも忘れちゃダメ」
天皇杯で準決勝に勝ち進んだ神戸は21日に清水エスパルスと対戦する。酒井選手は「行こうよ頂点に。皆んなで。ダヴィの為に、ヴィッセルの為に」と意気込む。
ビジャを天皇杯制覇で送り出すために
先の投稿に続けて「連続投稿すまぬ」と酒井選手。ビジャ選手と過ごした4ヶ月間を「この偉大な選手と日頃から練習して、試合して一緒にプレー出来た事は一生の宝物」と振り返る。
スペイン代表最多得点記録を持つ名選手のプレーは「本当にすげぇ」ものだったが、本当に凄いのは人柄だったという。
「いつもプロフェッショナルで全力でした。超一流が努力しててそれを見てる僕らが努力せずにいられる訳がない。本当に選手としても人間としても超一流でした」
今季限りでの引退を表明しているビジャ選手がプレーするのは多くても2試合。酒井選手は1試合でも多くプレーしたいと希望する。
「少しでも長く一緒にサッカー出来る様にしたい。ダヴィのトロフィーコレクションに天皇杯のトロフィー加えて見送るよ。まだまだお疲れ様じゃないよ」
酒井選手の投稿にビジャ選手も「Arigato amigo!!!」とコメント。共に天皇杯優勝を目指す。