『ラグビーワールドカップ2019日本大会(W杯)』で優勝した南アフリカ代表の優勝パレードが、11月11日に最終日を迎えた。
国内各地を巡るパレードで選手たちは歓声に応え、通算3度目の獲得となったウェブ・エリス・カップをファンにお披露目した。
さらにファフ・デクラーク選手は、決勝戦後のロッカールームで話題になった国旗柄のパンツを再び披露している。
#FafdeKlerk gets the crowd going…#SpringboksTour #BoksInTheBay
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— HeraldLIVE (@HeraldPE) November 10, 2019
デクラーク、ツツ元大司教にチラ見せ
優勝カップを携えた代表チームは『ラグビーワールドカップ2019チャンピオン』と書かれたパレード車に乗り、ファンに手を振りながら南アフリカ中を走った。
Our #RugbyWorldCup19 champions!
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ケープタウン市庁舎前で行われたセレモニーでは、人権活動家としてノーベル平和賞を受賞したデズモンド・ツツ元大司教とも面会。ここでもデクラーク選手は「愛国心を感じさせる下着」を披露した。
Faf de Klerk wows Tutu with his famous speedo https://t.co/FH0MeYkdxz. pic.twitter.com/F1Ct0hcEYz
— Jacaranda FM (@jacarandafm) November 11, 2019
あらためて国がひとつになることを訴えたシヤ・コリシ
南アフリカ全土を熱狂させたパレードが辿り着いたケープタウン市庁舎は、ネルソン・マンデラ元大統領がスピーチをしたことでも有名な場所だ。政治犯として27年間の獄中生活を強いられたマンデラ元大統領が、解放された数時間後にスピーチを行い、国に大きな転換点が訪れたことを印象づけた。
この場所で熱狂的なファンに迎えられたシヤ・コリシ主将は、壇上に立つと「我々は南アフリカの人々のためにウェブ・エリス・カップを持ち帰った」と演説した。
アパルトヘイト(人種隔離政策)が撤廃され民主化から25年経った現在も、南アフリカにはその影響が色濃く残り、民族融和が果たせたとは言えない現状もある。
そうした国を憂いながらコリシ主将は「我々の違いを見てくれ。チームには人種も背景も異なる選手がいる。それでも南アフリカのために団結し、成し遂げた」と国がひとつになる重要性を訴えた。
Kolisi: “We won the Webb Ellis Cup for ordinary South Africans and to be able to present the trophy to them, has been phenomenal.”
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— Springboks (@Springboks) November 11, 2019