智弁和歌山が新曲「YAMATO」をついに甲子園初披露! | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

智弁和歌山が新曲「YAMATO」をついに甲子園初披露!

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智弁和歌山が新曲「YAMATO」をついに甲子園初披露!
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3月28日、第91回選抜高校野球甲子園大会6日目の日程が行われ、第1試合で智辯学園和歌山高校(和歌山)と熊本西高校(熊本)が対戦した。

この試合で注目を浴びたのは智弁和歌山の吹奏楽部。甲子園で新曲を初披露し、SNSで話題になっている。

「魔曲」でもお馴染みの吹奏楽部

智弁和歌山の吹奏楽部といえば、高校野球ファンならば知らないものは居ないほどの存在だ。重厚で迫力のある演奏は高い人気を誇り、毎回吹奏楽部に注目するファンも多い。

現在では多くの高校が応援歌に採用している「アフリカンシンフォニー」を最初に甲子園で演奏したのも、智弁和歌山の吹奏楽部だという。

また、高校野球ファンの間では「魔曲」と呼ばれる名応援歌「ジョックロック」も智弁和歌山吹奏楽部の代名詞だ。試合の山場でこの曲が演奏されると、しばしば智弁和歌山打線が爆発するという伝説により、多くの対戦校を震え上がらせている。

このように、智弁和歌山吹奏楽部の応援は非常に大きな影響力を持つ。そんな吹奏楽部が、満を持して新応援歌を披露した。

重厚な曲調でファンからも好評

今回披露された新応援歌「YAMATO」は、2018年から新任した中谷仁監督のために作られたものだという。中谷監督は智弁和歌山出身。高校卒業後は阪神タイガースに入団し、ケガなどに悩まされながらも東北楽天ゴールデンイーグルスや読売ジャイアンツなどで活躍した。

智弁和歌山は1980年から高嶋仁さんが監督として指揮。以降2018年夏までチームを率いた。監督として甲子園通算最多勝利記録を誇る高嶋さん。後任の中谷監督には多大な期待がかかる。

「YAMATO」は、重厚なドラムソロから始まる大迫力の応援歌。「ジョックロック」のような明るくハイテンポな曲と比べるとヘビーな印象で、相手を圧倒する強さをイメージさせた。苦難を乗り越えながら泥臭くプロ野球の世界を駆け抜けた中谷監督らしい濃厚な曲である。

「YAMATO」の影響もあってか、智弁和歌山は13-2で大勝。中谷監督も甲子園初采配で初勝利を収めることができた。ファンからの反応も良く、新曲は上々の滑り出しといえそうだ。

今後も中谷監督の指揮が冴えれば、「YAMATO」が智弁和歌山の応援歌として広く定着するだろう。

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