Tリーグ初代MVP・水谷隼が明かす、チームメイトとの関係性「卓球のことばかり考えていると疲れちゃうので」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

Tリーグ初代MVP・水谷隼が明かす、チームメイトとの関係性「卓球のことばかり考えていると疲れちゃうので」

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Tリーグ初代MVP・水谷隼が明かす、チームメイトとの関係性「卓球のことばかり考えていると疲れちゃうので」
  • Tリーグ初代MVP・水谷隼が明かす、チームメイトとの関係性「卓球のことばかり考えていると疲れちゃうので」

2018年10月より開幕した「Tリーグ」。

その記念すべきシーズン初の王者を決めるTリーグファイナルが、3月17日に両国国技館(東京)で開催され、男子は水谷隼選手や張本智和選手を擁する木下マイスター東京が岡山リベッツを3対1で破って初代チャンピオンに輝いた。

開幕戦時に抱いた強い気持ち「絶対にボクたちが」

水谷選手は大島祐哉選手と組んだダブルスで岡山に惜敗したが、シングルスの2番手で出場し、韓国代表で2017世界選手権シングルス3位の李尚洙選手にストレートで圧勝。続く張本選手も勝利して、ファイナル優勝を決めた。水谷選手自身は、初代MVPに輝いた。

「ダブルスでは勝つことができなかったけど、シングルスで3勝する力があるので慌てませんでした。優勝することができてよかったと思います」と水谷選手。

表彰式で王者の象徴であるシャーレを受け取ったが、昨年10月24日に同じ両国国技館で行われた開幕戦でこのシャーレを見たときに、「絶対にボクたちが手中にするんだ」と強い気持ちを持ってシーズンを戦ってきたという。

ダブルスでは岡山に一度も勝つことができず、「正直、負けるのは想定内でしたね」と明かした。シングルス1番手の侯英超選手が岡山の吉村和弘選手に勝って、「そこでまた木下に流れが来たんじゃないかなと思います」と語った。

チームメイトとは「家族よりも長い時間を過ごす」

Tリーグが発足し、木下に入ってからは毎日練習できる環境になった。それまでは実業団や大学に連絡して、都度スケジュールを調整してきた。チームメイトとは家族よりも一緒にいる時間が長く、年齢もそれほど離れていないので仲が良いという。

「練習後に一緒にごはんを食べたり、一緒に昼寝をしたりもしますよ(笑) 映画を観にいったり、ゲーセンに行ったり。映画なら最近は『七つの会議』とか『マスカレード・ホテル』を観ました。次は『運び屋』を観に行きます」

「卓球のことばかり考えていると疲れちゃうので。一緒に付き合ってくれる仲間がいるのはありがたいです」

そして、シリーズ王者とMVPを勝ち取ったTリーグへの想い、ファンへの気持ちも明かしてくれた。

「もっと参加チーム数を多くして、盛り上げたい。地方では観客が少ないこともありましたが、来てくださった皆さんに楽しんでもらいたいので、ボクたち選手は全力でプレーします。これからもファンの皆さんを大切にしていきたいと思います」

≪山口和幸≫

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