1月14日、第97回全国高校サッカー選手権大会決勝が埼玉スタジアム2002で行われ、青森山田と流通経済大柏が対戦。
青森山田は2年ぶりの優勝を目指し、また昨年準優勝の流経大柏は11年ぶりの優勝を目指して、決勝へ臨んだ。
Jリーグクラブ加入内定選手が活躍
青森山田はコンサドーレ札幌に内定しているFW檀崎竜孔選手に、流経大柏は鹿島アントラーズに内定しているDF関川郁万選手に注目が集まった。両選手共に、Jリーグクラブ加入が内定している。
試合は前半32分にセットプレーから、関川選手のヘディングシュートで流経大柏が先制。しかし、前半40分には青森山田のエース・檀崎選手が同点ゴールを挙げ、両者ともに自身の価値を証明した。
同点で迎えた後半、青森山田の檀崎選手が再び魅せる。バスケス・バイロン選手の突破からチャンスを作って、ゴール中央へクロスを上げる。このクロスに檀崎選手が合わせ、逆転に成功した。
なんとか追いつきたい流経大柏だったが、後半終了間際に追加点を奪われ、万事休す。3-1で青森山田が勝利し、2大会ぶりの優勝を勝ち取った。
関川郁万が和製セルヒオ・ラモスだと話題に
決勝でも得点を挙げた関川選手は、3回戦の星稜戦、準決勝の瀬戸内戦に続いて今大会3得点をマーク。
DFながら類稀なる得点力を持ち合わせるその姿に、世界最高のCBと呼び声高いレアル・マドリードのセルヒオ・ラモス選手に似ていると話題になっている。
関川郁万180しかないけどジャンプ力あって空中戦強くて得点力もあるところラモスっぽい
— つばさ (@keyaki_sv) 2019年1月14日
セルヒオ関川ラモス
— ラモラー (@ramorrrrr) 2019年1月14日
関川君今のマーク外し方といい、どこぞやのラモスを感じました。
— 鹿レオ燕党 (@gutikupungi) 2019年1月14日
和製ラモス関川
— ベースボール先輩よしお (@yoshiwo_CE71) 2019年1月14日
以前はラモスの動画を見ることがルーティーン
点を取って守れるCBを目指していたという関川選手は、以前からラモス選手を意識し、試合前にラモス選手の動画を見ることがルーティーンだったという。
しかし現在はそのルーティーンも止め、とにかくチームを勝たせることを意識しているそうだ。
卒業後は、鹿島アントラーズへと進む関川選手。W杯でも活躍した昌子源選手や、植田直通選手といった屈強なCBを輩出してきたチームだけに、関川選手も日本を代表する選手になる日も近いかもしれない。