リオデジャネイロ五輪男子400メートル個人メドレー金メダリストの萩野公介(ブリヂストン)選手が今年初レースとなった男子200メートル自由形で、1分49秒03というタイムで2位になった。
昨年末の海外合宿で体調を崩し、もともとこの大会は「もともと出られないと思っていたレース」だったという。
それゆえに1位になれなかった悔しさはあれど、満足度も高かった。「今日は自分の100パーセントを出し切った。出来としては予想以上にいいですね。このまま病気や怪我をせずにいきたいです」と振り返った。
競泳からしばらく離れてのレースだが、ある程度納得のいくレースができた理由について、「泳げなかった時期に考えていたことを試していて、それがうまくいっている」と明かした。
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フィギュアスケートの羽生結弦選手は、右足が負傷していたのにも関わらず平昌オリンピックでは金メダルを獲得した。その羽生に本人はいくらか自身を重ねたのかもしれない。
「ニュースでも、羽生くんは右足が完璧な状態じゃないと言っていました。でも、前回オリンピックの金メダリストという自負が自身を今大会でも支えたと。僕はその意味ではすごく有利。(リオデジャネイロで金メダルを獲得している)そういった自負を持って、東京オリンピックにものぞみたい。夏に挑む選手は、この平昌オリンピックから元気や活力をもらっていると思う」
そう東京オリンピックについても言及し、取材も終盤に差し掛かると「あの、小平さん(スピードスケート女子500メートルに出場した小平奈緒選手)見るためにそろそろ帰らないといけないんで…」とそわそわしながら言い、取材陣を沸かせた。
見事小平選手は金メダルを獲得した。
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