「DAZN(ダゾーン)」のアンバサダー就任発表会が2月15日、都内で開催され、プロサッカー選手の三浦知良選手らが登壇した。
三浦さんは、DAZNの登場について「今は僕の頃とは違って、日常的にスマホが近くにある時代。DAZNは、いつでも見たいタイミングで、どこでもスポーツ見られるようになっている。時代の変化ですよね」と称賛。
続けて、「こういう時代だったら、もしかしたら僕もブラジル以外の国を選んだかもしれない」とボソリ。
35年前、1983年。15歳で単身ブラジルに渡った三浦選手だが、さまざまなサッカー情報に気軽に触れられる現代なら、他国に憧れを抱いたかもしれない。
発表会後、思いきって訪ねてみた。
「もし15歳にカズさんがこの時代を生きていたら、ブラジル以外の国を選ぶことはあるのでしょうか」
逡巡した、ようにも思えたが、口を開くまでは刹那だった。
「いや、やはりブラジルを選ぶでしょうね。僕の、原点ですから」
その答えの力強さに、「三浦知良」を作り上げたブラジルという存在の、本人にとっての重みを垣間見た気がした。
《大日方航》
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