【INDYCAR 第13戦】総理大臣顕彰が決まった佐藤琢磨、予選3位から今季2勝目めざす | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【INDYCAR 第13戦】総理大臣顕彰が決まった佐藤琢磨、予選3位から今季2勝目めざす

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#26 佐藤琢磨は第13戦ミッドオハイオの予選で3位に。
  • #26 佐藤琢磨は第13戦ミッドオハイオの予選で3位に。
  • 今季2勝目を狙う佐藤琢磨。
  • ファンサービスを行なう佐藤琢磨。
  • #12 ウィル・パワーがミッドオハイオのポールを獲得。
  • ポールポジションを獲得したウィル・パワー。
現地29日、インディカー・シリーズ第13戦の公式予選があり、佐藤琢磨が3位という好位置を得た。決勝ではインディ500以来となる今季2勝目を狙う。なお、日本人選手初のインディ500制覇等これまでの琢磨の功績に対し、内閣総理大臣顕彰が授与されることが28日に決まっている。

第13戦の舞台は米オハイオ州の常設サーキット「ミッドオハイオ」。ポールポジションを獲得したのはウィル・パワー(#12 Team Penske/シボレー)、そして佐藤琢磨(#26 Andretti Autosport/ホンダ)がホンダ勢トップとなる予選3位につけた。

「とても良かったです。チーム内で4台の連携がうまく機能していて、我々のマシンはどのセッションでも高い競争力を発揮できていると思います」と、琢磨は予選までの流れを振り返る。質・量ともに豊富な大所帯の体制で戦えていること、これが今季の琢磨の新たな武器であり、やはりそれを最大限に活かせた結果としての予選好位置確保のようだ。「予選3位は嬉しいですし、明日のレースに向けてもいいポジションです」。自他ともに今季2勝目へ期待が膨らむ。

現在、琢磨はシリーズポイントランキング7位。首位のスコット・ディクソン(#9 Chip Ganassi Racing/ホンダ)からは72点差あり、これは通常レースの約1.5勝分に相当するビハインドだ。今回を含めて残り5戦、タイトル争いに残っていくためにはまさしく正念場であり、予選3位という好結果を決勝リザルトにも結びつけることができるかどうか、ミッドオハイオ戦は琢磨にとって重要な位置付けのレースとなりそうだ。

インディカー・シリーズ第13戦ミッドオハイオの決勝レースは現地30日に実施される。

ちなみに、この週末は世界各地の戦線で琢磨以外の“日本勢”も好調。F1第11戦ハンガリーGPではマクラーレン・ホンダが2台そろっての予選トップ10入りを果たし、世界ラリー選手権(WRC)第9戦フィンランドでは最終日を前にトヨタが1-3と、ワークス復帰初年度の2勝目に迫っている。日曜(30日)深夜~週明けにかけて、朗報が相次ぐ可能性もありそうだ。

なお、日本人選手初となるインディ500制覇を今年5月に果たすなど、多大な功績をモータースポーツ界に残してきた佐藤琢磨に対し内閣総理大臣顕彰が授与されることが28日に決定。顕彰式は、8月4日に総理大臣官邸にて実施される予定となっている。
《遠藤俊幸@レスポンス》

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