山と溪谷社は、ヤマケイ登山総合研究所による「登山白書2017」を発売した。
「登山白書 2017」は、1年間の話題や統計で登山界を巡る今の状況がわかる1冊だ。2015年4月に設立されたヤマケイ登山総合研究所が編集、刊行。遭難事故統計、各地の入山者数、気象状況、用具購買動向、ライフスタイルなどを掲載する。
増加する遭難事故を少しでも減らしたいとの意図から、「山で死んではいけない」という副題を付して遭難事故のデータや事故防止に関する情報を中心に構成している。
組織に続さない登山者が増加するなか、SNS登山サークルの現状をレポート。登山界との溝を分析する。登山に関する最新研究の章では、遭難事故の防止につなげるための研究や実践を掲載。子どもたちの研究成果にも触れている。A4判、160ページ。価格2800円(税抜)。
《美坂柚木》
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