年々プロ野球観客動員数は増加傾向にあり、大きな盛り上げを見せている。横浜DeNAベイスターズも2016年シーズンは過去最高の観客動員数を記録し、2017シーズンはそれを上回るペースとなっている。
しかし、野球人口は少子化に伴って10年前と比較して約7割程度。プロ野球の観客動員数とは対照的に減少傾向だ。そこで競技人口の減少を食い止めるため、横浜DeNAベイスターズは「やきゅうみらいアクション」を立ち上げた。
【活動内容】
■「BTボール」の普及
「BTボール」とは、バッティングティーにボールを乗せ、止まったボールを打つ野球競技のひとつである「ティーボール」を三浦大輔さん監修のもと、幼稚園、保育園児が楽しめるように一部ルールを変更したもの。
野球の基本動作を幼少期から楽しむことで、野球に関心を持ってもらうことが目的。その普及活動を進めていく。
■「DB.スターマンカップ」の開催
横浜市内の幼稚園、保育園児が参加する「BTボール」の大会を新設。名称を球団マスコットキャラクターの名前をとり、「DB.スターマンカップ」と命名。
■幼稚園・保育園 野球ふれあい訪問の強化
横浜市内の幼稚園、保育園への訪問活動を年60回から年100回に増やし、多くの園児に野球への興味関心を醸成する。また、球団マスコットをあしらったオリジナルバス「DB.スターマン号」を制作し、各園への訪問に使用する。
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■小学校体育授業訪問の強化
横浜市内の小学校で行われる体育授業に選手OBが訪問し、投げる・打つ・捕る・などの野球の楽しさを感じてもらう活動を年30回から年100回へ増加。対象も高学年から低学年の生徒へ変更し、本格的に野球を始めるきっかけを提供する。