子どもたちの手もとに渡されたホットウィールは、まっ白な日産スカイラインGT-R。もともとダイカスト製ミニカーは、ペイントが施されて販売されるが、このデザインチャレンジ用のミニカーは、特注で白く塗られたもの。
「いつも『塗っちゃダメ』『いたずら書きダメ』と言っているけど、きょうは自由に描いていいっていうイベントなので、行列に並んだ」と都内のファミリー。横浜からきた親子は、「Hot Wheels が好きで、きょうは“あの人”が来日したっていうし、描いたミニカーを見てくれるっていうから、急いで来た」と笑った。
彼らがいう“あの人”とは、Jun Imai(ジュン・イマイ)。アメリカのホットウィールデザインチームでシニアマネージャーを務めるジュン・イマイ氏が同イベントのために来日し、子どもたちの力作を評価する役目を担うことに。「親子でホットウィールを集めている」という30代のパパはこう明かした。
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「本当は、ぼくがトライしたい。ジュンさんのサインもほしいし、これからどんな車種が出てくるか、聞いてみたかった」
ジュン氏は、子どもたちが描くミニカーを見て「Very nice!」を連発。ひとりひとりの作品に食い入るように見つめ、子どもたちの創作力に驚いていたようす。そして「 Veryhard!」とも。
「どれかひとつを選ぶって、難しいよ。ベストな作品を選ぶのってタイヘン。ハートマークやピンクが大好きだから、うーん、じゃあ、彼女の作品にしよう!」
このイベントは計8回実施され毎回ベストデザインが選ばれたが、この回にベストデザインに選ばれた女の子は、記念品を手に、ジュン氏と記念撮影。「Hot Wheels が大好きで、ジュンさんと写真が撮れてうれしい」とVサイン。
同イベントは1日限りの開催だったが、現在、ホットウィールデザインコンテストが、WEB上(hw-cp.jp)で行われている。エントリーはフリースタイルと、ぬりえの2部門。最優秀賞(1名)には、トラックビルダーパワーブースターキット+ミニカー100台がプレゼントされる。
このコンテストは、今回来日したジュン・イマイが特別審査員を務める。 マテルは会場で、「豪華商品がいろいろ。ぜひトライして、プレゼントを獲得してほしい」と伝えていた。
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