青空に強い日差しが降り注ぐ報道向け会場に、同社マーケティング本部の酒巻真琴氏や、味覚コンサルタントの菅慎太郎氏が登壇。ノンアルコールビールテイスト飲料の市場動向や、氷を入れて飲むとちがったおいしさが楽しめる理由などについて伝えた。
フットサルやキャンプといった、男女でいっしょになって楽しめるフィールドで、ノンアルコールビールがウケている。「たとえば、学生フットサルチームなどは、男子は練習後に街へ出て早く乾杯したい。女子はフィールドで食べたり飲んだりを楽しみながらスポーツしたい。そんな場に、ノンアルコールビールがあると、アウトドアの現場で乾杯もできるし、身体に負担がないことも魅力に感じる」という。
そこで、氷で冷やすとどう違うか。記者たちは、氷に注いだオールフリーと、通常の冷蔵庫から出したそれを飲み比べた。
「氷で冷やすことで、飲んで最初の印象で、味わいの強さが低くおさえられ、冷たさからくる爽快感を楽しめる。そのあと、口の中で温められることで、旨味や、のどの奥で香りを感じることができるから、氷を入れるとまた違った味わいを楽しめる」
実際に飲み比べてみると、氷入りには最初、ビールの苦味があまり感じない。そのあとに、ビール感がじわりとのぼってくるように思えた。さらに、冷えていることで、予想以上にゴクゴク飲めてしまう。テニスやゴルフ、サッカーなどを下手ながら試す記者としては、「これならば、コートやゴルフ練習場などでパシュッとやりたい」とも。
また、ノンアルコール飲料の市場動向について「我慢から消費へ変わった」という。
「これまで、ノンアルコールビールテイスト飲料は、運転時などの酒を飲めないときに選ばれたが、ビールの味や気分、乾杯の雰囲気を共有したいときに選ばれる“楽しむ消費”に変わった」
5月下旬の気象庁3か月予報では、「全国的に平均気温が高い見込み」と伝えている。5月からパッケージデザインと中身をリニューアルし、軽快なのどごしを進化させたオールフリーで、「いっしょに乾杯する時間を増やしてほしい」とも伝えていた。
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