女子テニスの元女王マリア・シャラポワが復帰戦を勝利で飾った。4月26日にポルシェ・テニス・グランプリに出場したシャラポワは、ロベルタ・ビンチを7-5、6-3で下し2回戦に進出した。
2016年の全豪オープンテニスに出場した際、薬物検査で禁止薬物の『メルドニウム』が検出されていたシャラポワ。15ヶ月間の出場停止が明け今大会からツアーに復帰した。
長期離脱でランキングを失っていたシャラポワは主催者推薦(ワイルドカード)での出場となった。そのことに大会前は批判的な声も少なくなかった。対戦相手のビンチも「シャラポワのワイルドカードには反対」と言っていた選手のひとりだ。試合でシャラポワは39本のウイナーと11本のサービスエースを決めてビンチに勝利した。
「本当にとても長い間、待ちわびてきた瞬間でした」
試合後にシャラポワは復帰戦の喜びを語った。
「この数ヶ月とても激しい練習をしてきたし、また勝負する自分を思い描いてきました。もちろん、ある意味錆びついていたけれど、別のいろいろな意味ではテニスを離れていない感じがしていた。だってとても長い間やってきたことだから。復帰できて本当に素敵な気分でした」
《岩藤健》
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