相撲では、テレビで放映されない「神送りの儀式」(Wikipediaでは、出世力士手打式)があり、千秋楽の表彰式後に行われる。出世披露を受けた力士はお神酒を振舞われ、若者頭、世話人らとともに三本締めを行う儀式だ。胴上げをする風習があり、現在は土俵祭(土俵開き)に参加した行司の中でいちばん格下の者が胴上げされるようになった。そんな神々しい場面での出来事が話題になっていたのでご紹介する。土俵が清められ、力士たちの入場。これからの相撲界を背負うであろう力士たち。30人も集まると、かなり迫力がある。出世披露を受けた力士に、お神酒が振舞われている。そろそろ、注目の時が近づいてきた…行司が軽々と上がっていく。と、次の瞬間…!!おおっ~と!無事終わり、ほっとした人もいるだろう。ふっ飛ばされたりせず、何もなくてよかった。感謝の気持ちとともに、新人力士の出世を土俵に願う。普段なかなか見れない儀式だが、最近はYouTubeなどで動画がアップされている。こんなところから相撲の世界への興味のきっかけができるといい。相撲は競技の歴史だけでなく土俵や神さまに対する儀式があり、調べれば調べるほど奥深いものだ。