早速、今月末には「ツール・ド・ヨークシャー」(TOUR DE YOSRKSHIRE)が開催。北イングランドのヨークシャーを4月28日から3日間に渡って行われる自転車プロロードレースである。
初開催は2015年と未だ3年目と若い自転車ロードレースながら、2014年と「ツール・ド・フランス」の第1ステージと第2ステージの舞台となったヨークシャー・ステージの成功の翌年に、メモリアルレースとしてスタート。
自転車王国のイングランドにとって、「ツール・ド・ヨークシャー」は早くも同国の重要なイベントとして確立されている。
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既にイングランドにとって重要なイベント
(c) Getty Images
2017年の第1ステージは、ブリドリントン(BRIDLINGTON)からスカボロー(SCARBOROUGH)までの173kmのコース。北海の海沿いの町であるブリドリントンから内部へと進み、海沿いの町であるスカボローへと向かうコースは、応援に駆けつけるファン達にとっても魅力ある楽しみなコースとなるだろう。スカボローは昨年の大会のゴール地でもある。
第2ステージは、タッドカスター(TADCASTER)からハロゲイト(HARROGATE)までの122.5kmのコースである。第1ステージに比べ、比較的緩やかなコースは、スピードのあるパンチャー系の選手にもチャンスのあるこの大会の魅力が詰まったコースとなるだろう。
第3ステージは、ブラッドフォードからシェフィールド近郊の町フォックス・バレー(FOX VALLEY)のゴールを目指す194.5km。ラストを飾る今大会最長のコースは、ヨークシャー地方自慢の美しい丘陵地帯を駆け抜ける最後の駆け引きが人々を魅了するだろう。
「ツール・ド・ヨークシャー」は、「ツール・ド・フランス」の主催者であるA.S.O.(Amaury Sport Organisationの頭文字から取られた略称)とヨークシャー観光局が主催している大会である。
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絵本のような世界を駆け抜ける
(c) Getty Images
最大の魅力は、男子レースだけではなく、大会2日目にタッドカスター(TADCASTER)からハロゲイト(HARROGATE)の122.5kmの女子レースも開催。また、最終日にはフォックス・バレー(FOX VALLEY)からフォックス・バレーへと戻って来る、45km・75km・100kmの3つから選べて参加できる一般参加者のためのイベントも行われることである。
もし、ゴールデンウィーク期間中にイングランドへ旅行に行く予定があるならば、英国の田舎町へ行くべきでしょう。歴史を感じる昔ながらのイングランドの風景は今でも目の前にあり、 丘陵地帯に広がる草花は絵本の世界。
そして、その景色の中を選手達が駆け抜けていく姿を見ることは、特別な1日となるはずです。