リーグ・アン第31節が4月1日に行われ、酒井宏樹の所属するオリンピック・マルセイユはディジョンと1-1で引き分けた。酒井はフル出場している。
来シーズンのUEFAヨーロッパリーグ出場権を獲得するため、降格争い中のディジョンには負けられないマルセイユ。だが前半終了間際にCKからオウンゴールで先制を許してしまう。
後半3分にディミトリ・パイェがFKを直接決めて追いついたマルセイユ。前半の低調なパフォーマンスから一転、ディジョンゴールに迫ったが勝ち越し点は奪えなかった。
試合後にマルセイユのリュディ・ガルシア監督は、「試合を通して良いパフォーマンスが出せないと、リーグ・アンでは勝てないと証明された」と戦いぶりに不満を示した。
「後半は良かったがそれだけで勝利は得られない。引き分けを勝ち取ったディジョンを褒めたい」
今節が終わって勝ち点47で5位のマルセイユ。勝ち点51で4位のオリンピック・リヨンも引き分けていただけに、ここは勝っておきたい試合だった。こうした試合を続けていては、目標とするEL出場はおぼつかないとガルシア監督は言う。
「ディジョン戦で自分たちが変わらなければならないことが明白になった。相手にもっとプレッシャーを与えたかったが、いまごろ彼らは我々のことを鼻で笑っているだろう。このような戦いを続けていては、何も成し遂げることはできない。来シーズンもELを家のソファからテレビで見ることになる」
《岩藤健》
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