石川雅規がセ最年長開幕勝利、バレンティン激走…ヤクルトが開幕戦に勝利 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

石川雅規がセ最年長開幕勝利、バレンティン激走…ヤクルトが開幕戦に勝利

スポーツ 選手
野球 イメージ(c)Getty Images
  • 野球 イメージ(c)Getty Images
ヤクルトの2017年開幕戦は投打がガッチリ噛み合った完勝だった。投手は先発の石川雅規が6回を被安打5、失点2でまとめる。打撃では4番のウラディミール・バレンティンが2安打、1打点の活躍を見せた。

『ワールド・ベースボール・クラシック』(WBC)の興奮も冷めやらないなか開幕したプロ野球。WBCで活躍した選手たちも各球団に戻ってこの日を迎えた。神宮球場では山田哲人、バレンティンのヤクルトと筒香嘉智のDeNAが対戦。WBCでベストナインにも選ばれたバレンティンが調子の良さを見せつけた。

四回にバレンティンはDeNA先発の石田健大から、内角低めの直球を逆方向に打ってフェンス直撃。雄平のヒットで二塁に進むと、中村悠平のセンター前ヒットで二塁からホームインする激走を見せた。

バレンティンは五回にも逆方向の打撃でタイムリー二塁打。WBCで見せたチームバッティングの意識はヤクルトに戻ってきても健在だった。

打線に援護をもらった石川は持ち味でもある打たせて取る投球が冴えた。ランナーを背負った場面でも落ち着いて後続を断ち、それ以上ピンチを広げない。唯一の失点は六回。内野安打で出塁した梶谷隆幸を一塁に置き、ホセ・ロペスに甘く入った変化球をレフトスタンドへ運ばれる。

3-2と1点差に追い上げられて次に迎えるバッターは筒香。試合の流れを変えてしまいかねない場面だったが、徹底した外角攻めで最後は見逃し三振を奪っている。

「なかなか三振は取れないですけど、ゴロを打たせて抑えていくのが僕のピッチングスタイルなので」とお立ち台で話した石川だが、ここは相手打線の流れを断ち切る見事な奪三振だった。


セ・リーグ史上最年長37歳で開幕戦白星の石川にファンからは、「ナイスピッチでした。今年も二桁期待してます」「序盤は石川のほうがピンチ背負ってたけど、そこをしっかり抑えるのがさすが」「石川投手、今年も頼りにしてます」などの声が寄せられている。


バッティングだけではなく走塁でも球場を沸かせたバレンティンには、「バレンティンサイコーです、この調子で頑張れ」「WBCの勢いそのままだった」「ガチスライディングのココちゃん素敵でしたー」と活躍を称える声が多い。

試合はヤクルトが終盤に中村、山田のタイムリーなどで6点を追加し9-2で勝利した。
《岩藤健》

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