西武は先発の野上亮磨が上々の立ち上がり。中村剛也の軽快な守備にも助けられ三者凡退で初回を終えると、四回までDeNA打線を1安打に抑えた。
試合が徐々に動き出したのは三回。オープン戦3試合で与四死球18のクラインが制球を乱し始める。ふたつの四球を与えながらも無失点で切り抜けたが四回に本格的な崩壊を迎える。
先頭から二者連続の四球でノーアウト一、二塁のピンチを招くと木村文紀に先制タイムリー。続く山川穂高にもセンター前へ落とされ二塁ランナーの生還を許した。その後も西武打線の勢いを止められず、1アウトニ、三塁からは秋山翔吾にも2点タイムリー。
野球日本代表・侍ジャパンの一員として出場した強化試合で死球を受け、右足薬指を骨折していたと大会後に明かした秋山。その影響を感じさせないバッティングで出塁すると、すかさず盗塁も決めてみせた。
この回さらに四球を与えたクラインは3回2/3、被安打5、5失点、与四死球5でマウンドを降りた。
八回に秋山のタイムリー三塁打などで2点を追加した西武。だが本拠地で快勝かと思われた試合は九回、5番の白崎浩之から始まるDeNA打線に田村伊知郎がつかまり4点を失う。それでも最後は田村が踏ん張ってリードを守り抜いた。
[3/25 結果] L7-5DB
— 埼玉西武ライオンズ (@lions_official) 2017年3月25日
WBCから戻ってきた #秋山翔吾 選手が2安打3打点の活躍!先発の #野上亮磨 投手は6回途中無失点と、先発ローテーション入りへ強くアピールした!#埼玉西武ライオンズ #seibulions #NPB pic.twitter.com/7ZFad5yEnP
この試合に西武ファンからは、「野上ナイスピッチ」「秋山の怪我が心配だったけど何とかなりそうだね」「野上は開幕ローテどころか未来のエースを感じさせる投球だった」などの声が寄せられている。
対するDeNAファンはクラインの制球難に、「クラインはなんで4回に突然崩れたんだろうな。3回までは良さそうだったのに」「ノーコンな上にモーションが大きい。四球でランナーを出したら走られ放題」「甘いと言われてもラミレス監督とクラインを信じたい」と開幕への不安を感じている。