成績不振により解任されたクラウディオ・ラニエリ前監督の後を継ぎ、シーズン途中から指揮官に就任したレスター・シティのクレイグ・シェイクスピア監督。
監督に就任からレスターをイングランド・プレミアリーグで連勝させ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではセビージャを破り、逆転でクラブ史上初のベスト8を決めた。その手腕を高く評価する声があちらこちらで上がっているが、これに異を唱える人物がいる。アーセナルで指揮を執るアーセン・ベンゲル監督だ。監督の手腕は3試合程度で評価されるものではないと語る。
「いまの世界は何もかもが急ぎすぎだ。私は彼(シェイクスピア監督)のことを知らないが高い能力があるのは間違いない。だが監督というのはいつも長い期間で評価されるものだ」
シェイクスピア監督の評価については慎重な姿勢のベンゲル監督だが、レスターが昨シーズンのような手強いチームになったことは認めている。
「レスターは間違いなく自信を取り戻している。いままでは自信の面で苦戦していた。だが私が評価をするのは難しい。クラブの内部にいなければ難しいことだ」
《岩藤健》
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