立川理道「サンウルブズでしっかり自分を高めていきたい」…WOWOWインタビュー | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

立川理道「サンウルブズでしっかり自分を高めていきたい」…WOWOWインタビュー

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立川理道「サンウルブズでしっかり自分を高めていきたい」…WOWOWインタビュー
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WOWOWは、2016年秋から日本代表で共同主将、2017年はスーパーラグビーのサンウルブズで共同主将を務める立川理道に、世界のラグビーついてのインタビューを行った。

エディー・ジョーンズ ヘッドコーチ就任と同時に日本代表に選ばれた立川は、バックス選手に求められるすべての要素を兼ね備え、司令塔のスタンドオフと突破役のセンターの両方で活躍。2015年ワールドカップでは、日本代表躍進の原動力となった。WOWOWはそんな立川に、海外のラグビー、フランスのラグビーについての印象を聞いた。

立川はフランスのラグビーについて「フィジカルが激しい、SH(スクラムハーフ)がゲームをリードする、という印象が強い」とコメント。「展開してサポートして…というラグビーが多いのかなというイメージを持っていたのですが、日本代表のスクラムコーチに来たマルク・ダルマゾさんと出会ってから、スクラムにすごくこだわる文化があるんだなと知りましたし、FWが大きくて、キッキングラグビーが多いということも知りました」と話した。

フランスリーグTOP14に関しては、「南半球の選手もたくさん出ているし、フランス代表よりもボールを動かして、面白いラグビーをしますよね。フランス代表はFWに大きな選手が多くて、フィジカルを活かしてガンガン当たっていく戦い方が多いけれど、TOP14の方がボールを動かす傾向が強いなと思います」と印象を語った。

ブランビーズのSO(スタンドオフ)だったスティーブン・ラーカムに憧れていたという立川は、ラーカムについて「キックもパスもランも上手い。特にランの時ですが、パスをもらう前にしっかり動いてから抜きに行くところは勉強になりました」とコメント。

シックス・ネーションズや北半球のゲームは、「スーパーラグビーに比べると手堅いゲーム運びが特徴」だと話し、「キックでFWを前に出して、FWのモールだったり、反則を誘ってPGを狙ったりして、スコアしていく」と語った。

2014年にブランビーズに挑戦した立川。海外でプレーしたい気持ちがあるか尋ねられると、「チャンスがあればチャレンジしたい気持ちはあります。ただ、今はサンウルブズがあるので、ここでしっかり自分を高めていきたい」と宣言。「去年、サンウルブズの1年目にプレーしたことは本当に良い経験になって、選手一人一人の能力が高まったと思う。レベルの高い試合をたくさん経験できたので、選手の経験値は高まりました」とサンウルブズでの成長を語った。

フランスのRCトゥーロンに挑戦している五郎丸歩については、「ゴローさんは年齢もそんなに若いわけではないけれど、チャレンジした。フランスリーグTOP14はシーズンも長くてタフなリーグだし、RCトゥーロンにはスター選手が揃っていて、試合にも簡単に出られるわけじゃない。でも、そんなチームでもゴローさんを獲得したのですから、日本の選手に新しい道を開いてくれたと思う」とコメント。

「まだまだゴローさんの力は出せていないと思うけれど、そうそうたる世界のスター選手の中で一緒にやっているという、そのことだけで尊敬します」と五郎丸への思いを語った。

WOWOWでは、五郎丸が所属するRCトゥーロンの試合を中心にフランスラグビーTOP14を毎節2試合放送中だ。シックス・ネーションズは、全15試合を生中継する。
《美坂柚木》

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