ドイツ・ブンデスリーガ第23節が3月4日に行われ、ボルシア・ドルトムントはバイヤー・レバークーゼンに6-2で勝利した。最終スコアでは大きな差がついたものの、トーマス・トゥヘル監督は決して楽な試合ではなかったと振り返る。
ドルトムントは前半6分にウスマン・デンベレのゴールで先制し、ピエール・エメリク・オーバメヤンの追加点でリードを広げた。スコアの動きだけ見れば序盤から圧倒したように映ってしまうが、トゥヘル監督の実感は違う。
「試合に入るのは楽ではなかった。我々は少し鈍いように感じられた。おそらく2週間試合がなく練習だけしていたためだろう。レバークーゼンがコンパクトに良い守備をしていたからかもしれない。打開策を見つけるのは簡単ではなかった」
ドルトムントは後半29分にゴールを許し3-2と追い縋られた。だが直後にクリスチャン・プリシッチがゴールを挙げ、そこから再び流れを取り戻せた。
「終盤にゴールを許して相手に反撃のチャンスを与えた。だが、そこですぐにやり返すことができた。引き分けになりそうだとか試合が振り出しに戻りそうだとか、そう思えたところで素晴らしいゴールを生み出せた。守るのも攻めるのも簡単ではない時間帯に、チームとして戦う覚悟が常にあった。だから我々は勝利にふさわしかった。6点を奪って勝つのは特別なことだ」
《岩藤健》
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