アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は3月4日、リバプールとのイングランド・プレミアリーグ第27節でアレクシス・サンチェスを先発から外し1-3で敗れた。
前半のアーセナルは低調なパフォーマンスに終始し、ほとんどホームチームのリバプールがボールを支配した。それは2失点を喫し0-2というスコアで折り返したことにも表れている。
サンチェスは得点ランク首位タイの選手。彼をベンチスタートにした理由をベンゲル監督は、「より直接的なプレーをするため、空中戦に強い2選手を使いたかった」と説明している。
「後半にサンチェスを投入しようと思っていた。後半にはストライカーたちがプレーしやすくなり、ジルーやウェルベックのパフォーマンスに改善が見られた。より中盤を支配できていたからだ」
後半に入って盛り返したアーセナル。サンチェス投入の影響を認め、「誰もが同じ結論に達すると思う」と語ったベンゲル監督。小さくない代償を払うことになってしまったが、「私には冷静に影響を分析するだけの強さがある」と事実をありのままに受け止めていた。
「アレクシス・サンチェスが素晴らしい選手であることは否定しない。私は彼を獲得していつも起用してきた。彼は我々とともにうまく成長できたと思う。こういう決断は簡単ではないが向き合わねばならない」
《岩藤健》
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