公式戦40試合無敗を達成したあと、まさかの連敗を喫したレアル。ジネディーヌ・ジダン監督は、サポーターに冷静さを求めている。
リーガ・エスパニョーラ第18節のセビージャFC戦で無敗記録が途絶えたレアルは、コパ・デル・レイ準々決勝のセルタ・デ・ビーゴ戦にも敗れ今シーズン初の連敗。それまで絶賛していたサポーターやメディアからは、一斉にチームを批判する声が噴出した。
「いまの我々がファンに求めたいのは、落ち着いて戦わせてほしいということだ。それが我々には必要だ。これまで我々が成し遂げてきたのは、とんでもない成果だった。だからファンの要求が非常に強いことは理解できる。それは良いことだ。我々も常に自分たちに対してより大きな要求をしている」
チケットを買って試合を見に来るサポーターたちが、チームに高いハードルを課すのは良いことだと話すジダン監督。だが、いまは負傷者が続出してチームも苦しい時期にあり、こうしたときには落ち着いて見守ってほしいと求めた。
「状況は変えようがないしファンを批判するつもりはない。彼らはチケット代金を支払ってチームにより大きな要求をしている。それは良いことだ。だが、シーズンの中では多くの試合があり、負傷もある中で選手たちにも監督にもサポートが必要となる状況もある」
リーガ・エスパニョーラ第19節でレアル・マドリードはマラガFCと対戦し2-1で勝利。連敗をストップさせたが、この試合でDFマルセロとMFルカ・モドリッチが負傷。ともに復帰までは3週間から4週間かかると見られている。
《岩藤健》
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