テニスのブリスベン国際で1月7日、男子シングルス準決勝が行われ第3シードの錦織圭が、第2シードのスタン・ワウリンカを7-6、6-3で下した。錦織は決勝で第7シードのグリゴル・ディミトロフと対戦する。
第1セットの序盤に早くもブレークポイントを握られるなど、サービスキープに苦しんだ錦織。それでもピンチをしのいでいくと、タイブレークで第1セットをものにした。
ワウリンカの強打にも主導権を渡さなかった錦織。第2セットに入ると足首を気にして集中力が切れた相手に対し、錦織はプレーのギアを一段上げていく。サービスゲームでブレークは許したがすぐに奪い返し、ストレートで大会初の決勝進出を決めた。
決勝では前年覇者のミロシュ・ラオニッチを破って勝ち上がったディミトロフと対戦する。ディミトロフは準々決勝でも第4シードのドミニク・ティエムを破っており、その調子の良さがうかがえる。
過去の対戦成績は錦織から見て3勝0敗。今回も勝って2017年初タイトルを獲得できるか。
《岩藤健》
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