IBF(国際ボクシング連盟)ヘビー級王者アンソニー・ジョシュアが、2017年4月29日にウラジミール・クリチコと防衛戦を行う。対戦を前にジョシュアがクリチコ戦の展望を語った。
2015年11月28日にタイソン・フューリーに敗れるまで、9年間にわたって世界ヘビー級タイトルを保持し続けたクリチコ。フューリーとの再戦が相手の健康問題で流れてしまったあと、王座返り咲きを狙ってジョシュアとの対戦が決まった。
一方のジョシュアはイギリス出身の27歳。ロンドン五輪で金メダルを獲得したあとプロに転向し、現在の戦績は18戦18勝18KO。活況著しい英国ボクシング界をリードする存在だ。
レジェンドとの戦いについてジョシュアは、「僕は12ラウンドの戦いを学び始めている。ファイトに臨むときは、彼を第6ラウンドでノックアウトするという気持ちでは試合に入っていかない。そんな考え方は間違っているからね」とKO勝利にこだわらない考えを明かした。
「だから試合に臨むときはクリチコと12ラウンドまでボクシングをして、彼にミスをさせてその代償を支払わせるよ。殴って、自分は殴られないことだ」
《岩藤健》
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