カーレーサー・井原慶子、功績を称えられフランスで表彰される | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

カーレーサー・井原慶子、功績を称えられフランスで表彰される

スポーツ 選手
カーレーサーの井原慶子が「Record-breakers and role models」に選出される
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カーレーサーの井原慶子が、記録を打ち破り新たな歴史を築いたロールモデルに贈られる「Record-breakers and role models」に選出された。

11月30日~12月2日にかけてフランス・ノルマンディ地方でWOMEN’S FORUM GLOBAL MEETING2016が開催された。そこで伊原はさまざまな記録を達成した功績から、女性のプロアスリートに贈られるRecord-breakers and role modelsをカーレースの女性トップアスリートとして受賞した。

伊原は2012年、女性アスリートとして世界耐久選手権(WEC)に初のフル参戦を果たす。2013年にはWECドライバーズランキングで総合22位、女性として最高成績を獲得。

2014年ルマン24時間レースではアジア人女性で初めて完走、同年のアジアンルマンシリーズでは総合優勝に輝いた。WEC日本ラウンド、バーレーンラウンドなどで、世界女性初の連続表彰台を獲得。また国際自動車連盟(FIA)とともに、自動車産業とモータースポーツにおいて女性の活躍を推進する活動“Women in Motorsport”を推進している。


井原は、同賞に選出されたバスケットボール選手のClarisse Costaz、ヨット選手のCecile Laguette、サイクリストのSeverine Desbouysらと1日に現地で行われた“Women in Sport”セッションに登壇。

同賞に選出された喜びを、「モータースポーツは男性社会のため、女性がステップアップするのは大変難しいですが、ルマン24時間レースやWECの参戦では、女性活躍先進国であるフランスのリーダーたちが情熱を理解してくれたのでブレイクスルーでき、ひとりでは成しえない目標を達成できたと思います。カーレースは、男女ともに競技するので女性にとっては体力的なハンデがありますが、コミュニケーションや繊細な開発力、分析力、言語化能力、スポーツ科学的アプローチなど女性ならではの能力をインテグレートすれば、結果を出せると体感しました」とコメント。

セッション後は、会場内に展示されたルマンプロトタイプレーシングカーのLIGIERの前で、「Women in Motorsportのプロジェクトで、このマシンを駆る次の女性ドライバーを輩出し、近い将来一緒に参戦したい」と語った。
《美坂柚木》

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