独自の大会フォーマットを使用するコカ・コーラ IPTL。団体戦となっており、男子シングルス、女子シングルス、男子ダブルス、混合ダブルス、レジェンドシングルスを1セットずつ行い、5セットの獲得合計ゲーム数を競う。現役選手のほか、グランドスラム優勝経験者などがレジェンドとして登場する。錦織はジャパン・ウォリアーズのメンバーだ。
コカ・コーラ IPTLは12月11日まで開催し、日本ラウンドは4日まで行う。6日~8日はシンガポール、9日~11日はインドで戦う。
基本的には今はオフシーズンに当たるため、錦織は「日本でなければやってない」という。
「僕はやっぱり日本でなければやってないです。たまたま日本にいるってのもありますけど、こうやって日本のお客さんにテニスを楽しんでもらえる機会でもありますし、自分にとってもプラスなところもある。オフシーズンといえどまったくテニスをしないわけにもいかないので、二日間トレーニングとテニスをして、ほぼ試合のような雰囲気のなかでできるので、そういった意味ではプラスな部分も多いのかなと思います」
ルールが通常のツアーなどと異なる点については、「試合に入ったらほぼ(いつもの)試合みたいな雰囲気のなかでやれたので、集中して臨めましたね。ルール的には秒数が速かったり、レッドがなかったり迷うところもありましたけど。今日は問題なくできたと思います」と振り返った。
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錦織圭
この日のUAEロイヤルズ戦で、錦織は男子ダブルスと男子シングルスに出場。ダブルスでは敗れたが、シングルスではトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)に6-1で勝利。ジャパン・ウォリアーズに今大会初白星をプレゼントした。
また、前日の記者会見でマルチナ・ヒンギス(スイス)、マラト・サフィン(ロシア)らが錦織の「グランドスラム勝利の可能性」についてコメントをしていたが、自身も意欲を見せた。
●錦織圭がトップ2強に勝つためには…元世界女王ヒンギス「武器が必要」
「これからもっともっと経験を積めば、グランドスラム優勝のチャンスも見えてくると思う。まずはマスターズの優勝だったり、もっと経験を重ねていかないと簡単に獲れるものではないので。でも、いつかは獲れるように頑張ります」