The sensational Ed Whitlock annihilates another world record, running 3:56:38 as an 85 year old!! #STWM pic.twitter.com/nHVZwD79b2
— CanadaRunningSeries (@RunCRS) 2016年10月16日
Whitlockさんは、実は74歳の時には2:58:40でフルマラソンを完走している。これは、フルマラソンで3時間を切った年齢としては最高齢の記録となる。
Whitlockさんは10代の頃にマラソンをはじめたが、21歳の時に一度辞めているという。長いブランクを経て、40歳から徐々にマラソンを再開し、現在までずっと続けている。今回の記録には本人は満足していないそうだ。まだまだ上を目指しているようだ。
▼Whitlockさんが今大会で使ったシューズ
His shoes might be older than him!! "They're vintage" -Ed Whitlock #stwm @BrooksRunningCA @brooksrunning pic.twitter.com/yDaUppe5Lx
— CanadaRunningSeries (@RunCRS) 2016年10月16日
このシューズ、実は20年以上も愛用しているシューズなのだそうだ。「最近の靴のデザインがあまり好きじゃない」と、Whitlockさんは言う。
Whitlockさんの85歳時の記録3:56:33に近い記録を持つ有名人が”安田大サーカスの団長”。安田団長は2013年の大阪マラソンで3時間59分台の記録で完走している。当時39歳で、トライアスロンも行うスポーツマンの団長と、85歳のおじいちゃんが同じくらいの速さでフルマラソンを完走するというのだから驚きだ。
更に、74歳当時の2:58:40という記録は”猫ひろし”とも争えるレベルだ。猫ひろしのベストタイムは2時間30分26秒(2012年別府大分マラソン)だが、2010年の東京マラソンでは2時間55分台で完走している。オリンピック選手と74歳のおじいちゃんが勝負になるのだ。
Whitlockさんは、CBCの取材に対して「このレースが最後になるかはわからない」「自分が可能な限り走り続ける」と語っている。恐らく世界の85歳の中で、フルマラソンを4時間切って走れるのはWhitlockさんが世界で唯一の存在だろう。ぜひ今後も元気に走り続けてほしい。