10月27日、札幌ドームで行われた日本シリーズ第5戦は、西川遥輝外野手のサヨナラ満塁弾により日本ハムが5-1と劇的な勝利。シリーズ戦績を3勝2敗とし、日本一に王手をかけた。
ちなみに、ここまでは全試合をホームチームが勝利中。2003年の阪神対ダイエー(現ソフトバンク)の日本シリーズは、全試合ホームチームが勝利するという史上初のシリーズとなり、“内弁慶シリーズ”とも称されたが、残る広島での試合はどうなるか。
もともと、両チームともに今季はホームで圧倒的な強さを誇る。広島はホームで51勝20敗1分けの勝率.718。日本ハムも45勝24敗2分けの勝率.652だ。
それでも、第5戦を劇的なサヨナラ勝利で飾った日本ハムには勢いがある。ましてや、次の広島では第1戦で敗北を喫した大谷翔平投手が2回目の先発マウンドに上がる。本人もリベンジに燃えているはずだ。第1戦の時は初戦であることの力みと雨天が少なからず影響したか。
いずれにせよ、ホームで圧倒的な強さを見せる広島を、大谷が力でねじ伏せることができるかに注目だ。対する広島は、再び真っ赤に染まるだろうマツダスタジアムの大観衆の前で巻き返しをはかりたいところだ。
《浜田哲男》
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