アストンマーティンは10月3日、F1チームのレッドブル・レーシングと共同開発したハイパーカー『AM-RB 001』のコンセプトモデルを都内で日本初公開した。限定150台を生産、販売し、価格は3億円前後の見通しだ。
開発を手がけたアストンマーティンのエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼チーフ・スペシャル・クリエイティブ・オフィサーのマレク・ライヒマン氏は「このクルマはレッドブル・レーシングチームとの良好な関係のもと、すべて勝利に向けて造られたもので、非常に特別で革新的でユニークなモデルになる」と紹介した。
特別で革新的な理由としては「パワー・ウェイト・レシオが1対1であること。またデザインがレッドブル・レーシングチームのチーフ・テクニカル・オフィサーでF1マシン・デザイナーのエイドリアン・ニューウェイ、私、そしてデザインチームの3者でコラボレーションによるもの、また公道でもサーキットでも走行できること」などをあげた。
さらに「グランド・ダウン・エフェクトがゼロとなっており、すべての空気がエンジンやブレーキを冷却させるため、ダウンフォースを発生させるように設計されており、すべてはエンジニアリング技術、そしてデザインの結晶となっている」と強調した。
その上で「この1台が目指したのは、ダイナミックでありながらも、きちんと実際に乗って使えること。このクルマは低スピードでもとても楽しみながら運転することができる」と話した。
AM-RB 001のスペックに関しては自然給気V12エンジンをミッドシップした2シーターで、パワー・ウェイト・レシオであるということが明らかにされている。またAM-RB 001はコードネームで、ライヒマン氏は「今後名前を変えることを約束する」と述べていた。
【アストンマーティン AM-RB 001】レッドブルとのコラボレーションにより誕生
《小松哲也@レスポンス》