日本セーリング連盟の河野博文会長は、「2020年に向かって世界最高レベルの選手を日本に招いて、日本選手の競争の機会を増やし、選手の強化を行う。同時にオリンピックに向けて国際的な大レースの運営の経験を積んで、競技役員の育成を加速することを目標とする」と開催に意気込む。
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日本セーリング連盟の河野博文会長
ワールドカップは国際セーリング連盟が主催し、年間複数回の大会を開催。各大会のポイントの合算により年間チャンピオンを決める国際大会だ。五輪とまったく同じ種目で行われる。
2017年~2020年は年間3、4大会を実施。日本開催は2017年10月15日~10月22日の愛知・蒲郡が決定しており、2018年から神奈川・江ノ島が舞台になる。日程は2018年10月、2019年10月、2020年7月がそれぞれ予定されている。大会規模は約30カ国から370艇520名におよぶ。
リオデジャネイロ五輪セーリング女子470級代表で5位入賞の吉田愛選手(ベネッセセーリングチーム)は、「ワールドカップが蒲郡と江ノ島で開催されることで、世界中のトップセーラーが日本の海に集結し、そのなかで私たちもプレーできることが楽しみにしている。セーリングはたくさんの種目があり、自然の力で走る迫力あるセーリングを多くの人に見てもらいたい」と期待を寄せる。
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リオデジャネイロ五輪セーリング女子日本代表の吉田愛(右)と吉岡美帆
吉田選手とペアを組んだ吉岡美帆選手(同)は、「ワールドカップが日本で開催されるということで、これから海外の選手がどんどん日本に来て、世界のトップレベルの選手と自国で戦えることを楽しみにしている」と喜びを見せた。
セーリングワールドカップの日本初開催が決定しました!
— CYCLE-やわらかスポーツ (@cyclestyle_net) 2016年9月21日
リオデジャネイロ五輪セーリング女子日本代表の吉田愛選手「迫力あるセーリングを多くの人に見てもらいたい」 pic.twitter.com/oEqeD90zOT
セーリングワールドカップの日本初開催が決定しました!
— CYCLE-やわらかスポーツ (@cyclestyle_net) 2016年9月21日
リオデジャネイロ五輪セーリング女子日本代表の吉岡美帆選手「世界のトップレベルの選手たちと自国で戦えることを楽しみにしている」 pic.twitter.com/X9XrqPHFVv