テニスの国別対抗戦『デビスカップ』で9月16日、日本はワールドグループ(WG)残留をかけウクライナと対戦した。
大阪の靱(うつぼ)テニスセンターにウクライナを迎えた初日、日本はダニエル太郎、西岡良仁がシングルスで2勝している。
エースの錦織圭が出てくると思われていた初日、日本のシングルスは世界ランク88位のダニエルと96位の西岡だった。
ダニエルは105位のセルジー・スタホフスキーに7-6、7-6、6-1でストレート勝ち。リオデジャネイロ五輪でも3回戦まで進んだ若手のホープが、まずは日本に1勝をもたらした。
続くシングルス第2試合では西岡が50位のイリヤ・マルチェンコと対戦。相手のエース格を迎えたが6-4、5-7、6-4、7-5で退けた。西岡はデビスカップでシングルス初勝利。
体格で勝るマルチェンコの強打に苦しめられ、第4セットはゲームカウント2-5まで一時追い詰められるも、格上のマルチェンコ相手に最後まで攻めの姿勢を貫き5ゲーム連取で逆転した。
植田実監督も「若いふたりで勝ったのは意味がある」と賞賛した初日2勝。テニスファンからも、「最高の結果ですね。2人も素晴らしい」「おめでとう。本当に2勝してしまうとは…」「錦織目当てで観戦に来たお客さんも納得の試合でしたね」「今シーズンは日本テニス界、男女とも躍進の年ですね」などの声が寄せられている。
17日のダブルスでは錦織と杉田祐一のペアが出場を予定している。当日までメンバー変更が可能なため流動的だが、エースの力で一気にWG残留を決められるか。
《岩藤健》
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