アーセナルのアーセン・ベンゲル監督が会見で、今夏の移籍市場でボーンマスへ期限付き移籍したジャック・ウィルシャーについて語った。
ウィルシャーはアーセナルの下部組織出身。16歳でプレミアリーグデビューを果たし、将来の活躍を早い時期から期待されていた。
だが近年は度重なる負傷で安定した試合出場が難しく、私生活での問題が取りざたされることも増えていた。
ベンゲル監督は依然としてウィルシャーに信頼を寄せているが、現実的な問題として出場機会は保証できず、昨季もほとんど試合出場がないウィルシャーを2季続けて試合に出せないのは彼のキャリアを妨げると判断した。
「出場機会を保証できなかったから我々はこういう決断を下した。本当に勝負できるレベルへ戻るための時間を与えるのは論理的なことだ。いくつかの段階で競争は必要なもので、彼にはそれを保証できなかった」
今回の移籍は論理的なものだったと語るベンゲル監督。これがウィルシャーのキャリアで転機となるか。
《岩藤健》
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