【リオ2016】カヌー銅メダリスト羽根田卓也…東京五輪へ向けて、来季は富山から | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【リオ2016】カヌー銅メダリスト羽根田卓也…東京五輪へ向けて、来季は富山から

スポーツ 選手
8月19日、成田空港に到着した羽根田卓也選手(ミキハウス)
  • 8月19日、成田空港に到着した羽根田卓也選手(ミキハウス)
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アジア初の五輪カヌーメダリストは、早着した日本国空JAL408便で成田空港に“着地”した。スロバキアを拠点とし、フランクフルト空港を経由して成田に降り立った羽根田卓也選手(ミキハウス)の表情は、長旅の疲れをうかがわせず、穏やかだった。

ファンや関係者が待つ到着ロビーに現れると、控えめに手を振り、メディアの前に立った。リオ五輪カヌースラローム男子カナディアンシングルで、日本人カヌー競技初のメダリストは、いまその結果をかみしめているようすだった。

「興奮しっぱなしで次の日は眠れなかった。リオでは(自分の大会が終わったあと)、ほかのカヌー選手を応援した。12日にリオを出て、自分の拠点であるスロバキアにいったん戻って、洗濯したり、身支度して日本に戻ってきた」

機内では、「この便に、銅メダルを獲得した日本人カヌーイストがいる」という案内があり、「大きなケーキをいただいた。乗客のみんなにもシャンパンが配られた」と照れ笑いを浮かべる羽根田選手。今後については「ことしは大会に出る予定はもうない。来年4月の富山のスラロームジャパンカップを目指す」と伝えた。

「北京五輪では実力がともなってなくてメダルを狙えなかった。厳しいと思っていた。五輪だけではなく、国際大会でもいい成績が出てきたので、リオでは100パーセント目指して、準決勝決勝といいプレイがでてきた」

地元・愛知でしばし故郷の空気に触れる羽根田選手。「日本の風物詩を楽しみたい」と笑いながら、視線は東京五輪へ向いていた。
《大野雅人》

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